D-ILA プロジェクター
・光学ユニット、レンズ、回路基板をはじめ、ほぼすべてを一から設計し直すことにより、従来モデル「DLA-V50」と比較して体積を35%削減。
・レーザー光源とネイティブ4Kパネルを搭載しながら従来の4K/e-shift対応モデルとほぼ同等サイズなので、プロジェクターの買い替え時の置き換えも容易に。
・新レーザー光源により明るさは2,000lmでありながらも、消費電力は従来モデルと比べて33%低減。
新設計 大口径80mmフル電動4Kレンズ
新設計となる11群15枚の大口径80mmレンズを搭載し、4Kの高解像度を忠実に再現。
またフル電動(ズーム、フォーカス、シフト)、かつ上下70%、左右28%の広いシフト範囲を確保し、柔軟な設置にも対応します。
さらに、短焦点化により100インチを最短約3mの距離で投写可能です(16:9投写時)。
シネマスコープサイズのスクリーンを使用する際に便利なレンズメモリー機能も搭載しています。
優れた吸排気設計
従来モデルの吸排気を見直し、熱源である排気を後方に配置することで、投写画面への影響を無くし、設置の自由度がより高まりました。
0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスを搭載
当社独自の0.69型ネイティブ4K「D-ILA」を搭載。黒の表現力を追求するとともに、配向制御性と画素の平坦性を同時に高めることにより、ネイティブコントラスト40,000:1を実現しています。
また、製造プロセスの見直しにより画面内の明るさの均一性が向上し、高品位な映像表現が可能です。
圧倒的な黒レベルと高輝度で臨場感あふれる映像を実現
0.69型4K D-ILA デバイスとワイヤーグリッド光学エンジンとの組み合わせで、DLA-Z5はネイティブコントラスト比40,000:1を実現します。
さらに、入力映像信号を解析しレーザーの出力を自動的にコントロールする「レーザーダイナミック制御」との組み合わせにより、
全黒のシーンでは光源を完全に絞ることで∞(無限大):1という驚異的なダイナミックコントラストを実現し、より人間の感覚に近いリアリティ溢れる映像を再現します。
低遅延設計による高い応答性
プレーヤーの素早い操作に対する応答性がさらに向上、4K大画面での高フレームレートのゲームコンテンツの表示に効果を発揮します。
高輝度と長寿命を両立するレーザー光源技術「BLU-Escent」を搭載
光源にブルーレーザーダイオードを使用した当社独自のレーザー光源技術「BLU-Escent」を搭載し、
2,000lmの高輝度と、約20,000時間の光源寿命を両立しました。また高い電力効率で、省電力化も実現しています。
101段階の光源調整ステップ
最新の「BLU-Escent Laser」搭載モデルは、101段階の光源調整が可能。
使用環境に合わせてスクリーン上の輝度をベースにした調整ができるなど、明るさをより細かく設定できます。
HDR(ハイダイナミックレンジ)が映像表現力を飛躍的に高める
HDRコンテンツが持つ輝度レンジの拡張や、BT.2020といった広色域、10bit 階調などの豊かな映像情報に対応。UHDブルーレイ、ストリーミング配信に採用の「HDR10」や、放送用の「HLG(ハイブリッドログガンマ)」に加え、ダイナミックメタデータに対応した「HDR10+」もサポート。高輝度化と高コントラスト化によってさらに拡大したダイナミックレンジにより更にリアリティーあふれるHDR映像をお楽しみいただけます。
HDRコンテンツの視聴を向上させるDML (Display MasteringLuminance) 情報
HDRトーンマッピングをよりコンテンツクリエイターの意図するものに近づけるため、
従来から参照するMaxCLL( コンテンツの最大輝度情報)に加え、新たにDML(Display Mastering Luminance)情報を参照します。
DMLはコンテンツ制作において、グレーディングに使われたマスタリングモニター※の最大輝度値のことであり、この最大輝度情報をHDRレベルのAUTO設定時に参照します。
両情報を解析することで、実際のコンテンツの輝度にあったトーンマッピングが可能になりました。
※一般的なHDRマスタリングには、1000nitsおよび4000nitsのモニターが使われています。
「HDR10+」による効果
HDR再生の基本規格である「HDR10」には、コンテンツの最高輝度を表すMaxCLLと平均最大輝度を表すMaxFALLの二つの情報しかありません。「HDR10+」では、シーン毎の輝度情報がコンテンツにメタデータとして埋め込まれているため、シーンに応じたトーンマッピングが可能となり、製作者の意図したHDR映像を忠実に再現することが可能です。
第二世代に進化した「Frame Adapt HDR」機能によってより明るく、色鮮やかなHDR映像を実現
HDR10コンテンツのシーンごと、あるいはフレームごとに異なる最大輝度を独自のアルゴリズムで瞬時に解析し、
プロジェクターの映像投写に最適なダイナミックレンジにリアルタイムでトーンマッピングを行う「Frame Adapt HDR」機能が、第二世代に進化。
シーンやフレームに合わせてトーンマッピングアルゴリズムを全面的に見直し、より精細感の高いHDR映像を実現しました。
さらに、独自のトーンカーブ選択アルゴリズムも進化。
より明るく、色鮮やかでダイナミックレンジの広いHDR映像を再現します。
豊かな階調を表現する「Deep BlackTone Control」を搭載
「Frame Adapt HDR」には新たに暗部階調をさらに沈めるアルゴリズムを追加し、よりリアルな黒を実現する「Deep Black Tone Control」を搭載。
これにより新世代4K「D-ILA」デバイスのダイナミックレンジを最大限に活かし、今まで以上にコントラスト感のある映像を実現。明暗のある夜景なども、これまでより一層リアリティ豊かに写し出します。
映像制作者の意図を忠実に再現するFILMMAKER MODE
「FILMMAKER MODETM(フィルムメーカーモード)」は、映像制作者が作品に込めた意図を家庭で忠実に再現することを目指し、
ハリウッドの映画スタジオ、テレビスタジオ、コンテンツ配信会社ほか家電メーカーや技術系企業などが加盟する団体「UHD Alliance」が開発した画質モードです。
モード使用時は、フレーム補完やノイズリダクションなどの画質調整機能をオフにし、色温度はD65(6500K)に設定することで、映画やドキュメント作品等のマスターに忠実な画質でお楽しみ頂けるようになります。
SDRコンテンツを色鮮やかに再現する「Vivid」モード
SDRコンテンツを色彩豊かかつ鮮明に再現する新画質モード「Vivid」を搭載。
特に配信コンテンツで人気のアニメーション作品やゲーミングCGなどをよりビビッドに再現します。
残像低減技術「Clear Motion Drive」
残像低減技術「Clear Motion Drive」により、より滑らかでクリア映像をお楽しみいただけます。
「DLA-Z5」は、60Hzの入力信号時、黒挿入補正することでブレを軽減しています。
オートキャリブレーション機能
光学センサーを使用して、簡単に設置環境や使用状況による光学性能変化に対してプロジェクターの画質を最適化できます。
色バランスだけでなく、ガンマ特性、カラースペース、カラートラッキングなど画質に重要な要素を全て最適化します。
便利で優れた機能
設置設定モード
それぞれの環境に適したお好みの投写映像を楽しむため、設置に関わる設定を一元管理できる「設置設定モード」を搭載。
表示のGUIのように、「レンズコントロール」、「画素調整」、「画面マスク」、「アナモフィックON・OFF設定」、「スクリーン設定」、「設置スタイル」、「台形補正」、「アスペクト」の8項目の調整ができます。
また、設定したモードを最大5個までメモリーに保管でき、任意の名前も付けることが可能。さまざまな環境での使用に登録されたメモリーがすぐに呼び出せます。
スクリーン補正モード
お手持ちのスクリーン特性に合ったモードをお選びいただくことにより、自然で色彩バランスのとれた映像に補正します。
世界各国の主要スクリーンメーカーの最新モデルに対応しています。※
※主要スクリーンと補正モードの対比表は、 スクリーン補正モード対応表をご覧ください。
デジタルキーストン(台形補正)
プロジェクターを傾けて設置する際に生じる台形の歪みを補正する
「デジタルキーストン補正機能」を搭載しています。※キーストン補正は縦方向のみ対応しています。
アナモフィックモード
市販のアナモフィックレンズと組み合わせることにより、アスペクト比2.35:1のシネマスコープに対応しますので、
迫力ある大画面映像をお楽しみいただけます。
さらに、17:9パネルのフルサイズへの横幅拡張にも対応可能です。
USBメモリに一括して保存 USBメモリから書き戻し
本体メニュー上の設定値を市販のUSBメモリに一括して保存や書き戻しが可能です。
インストーラーや専門家による調整値の保存や、現状の設定を保存済みの設定に戻す、といった使い方ができます。
製品の仕様はメーカーページにてご確認ください。