【XFシリーズの決定版】1型センサー、3連リング搭載。高い機動性と画質を備えたミドルクラスのハンディカム
4K 60P 4:2:2 10bitの記録および12G-SDI端子からの外部出力に対応。
EOS C70等に搭載されている瞳検出にも対応しており、XF400やXF705に比べオートフォーカスも格段に進化しました。
XF400に要望の多かったズーム、フォーカス、アイリスリングを備え、優れた操作性を担保。
更にXF705と比べると約600g以上の軽量化、約25%の省電力化を実現し機動力の高い撮影が可能に。
XFシリーズの良い点を継承しつつパフォーマンスもアップした、まさにXFシリーズの決定版。
SDカードデュアルスロットで異なる解像度やフォーマットの同時記録に対応
解像度やフォーマット違いの異種同時記録に対応。4K&HD等の組合せでの記録も可能です。
またiPhoneアプリ「Content Mobile Transfer」を使用し現場から速報データを転送することが可能。
1.0型CMOSセンサー
自社開発の有効約829万画素 (3840×2160)、画素ピッチ3.2μm、1.0型のCMOSセンサーを搭載。
高感度モードにより、2000lux感度F12相当を実現します。
DIGIC DV 7
映像処理プラットフォームにDIGIC DV 7を採用。
充実の記録モードやデュアルスロットSDカードへの多彩な記録システムを実現。
4K対応 光学15倍 Lズームレンズ
35mmフィルム換算で約25.5-382.5mmのレンジをカバー。
フルHD時は4Kセンサーを活かし、画質を保持したまま最大約30倍のアドバンストズームが可能。
また別売の純正ワイドアタッチメント、テレコンバーターが装着可能。
■高画質4K 60P 4:2:2 10bit 4K HDRに対応する高画質収録
4K 60P、フルHD120P記録に対応。
また4:2:2 10BitのデータをXF-AVC/MP4形式で収録可能になり、さらに高画質記録が可能に。
Canon Log 3ガンマ/Cinema Gamutカラースペースに対応。
PQ/HLGのHDR収録にも対応します。
カスタムピクチャーファイルの充実
Canon Log 3やPQ/HLG以外にも、BT.709のバリエーション、EOS Standard/EOS Neutralを用意。
ルックファイル (Look File)
記録に対応した「Look File」をカスタムピクチャーに追加。
カラーグレーディングソフトなどで作成した.cube形式の3D LUTをカメラ内に取り込み、
取り込んだ3D LUTを適用した収録が可能になりました。
これにより、カラーグレーディングを前提としないワークフローにおいても、意図したルックで収録することができるほか、
ライブ配信映像においても独自のクリエイティブを追求することができます。
■XFカムコーダー初、瞳検出と頭部検知AFに対応
EOS C70等で非常に高い評価を得た高精度な瞳検出と頭部検知AFが、XFシリーズで初搭載。
頭部検知は後ろ姿にも対応しているので、スポーツなど被写体の動作が激しい撮影でも、粘り強くピントを追従します。
■充実の記録モード
特殊撮影用途を想定して複数の記録モードを用意
・スローまたはファーストモーション効果を得る「Slow&Fastモーション記録」。
・撮影開始時点の3秒前から記録する「プレ記録」。
・クレイアニメ等の撮影を想定した「フレーム記録」。
・タイムラプス動画を撮影できる「インターバル記録」。
・一方のSDカードにRECスイッチ非連動で常時映像を記録する「常時記録」(主記録設定MP4選択時のみ) を搭載。
高感度モード
XFシリーズとして初めて高感度モードを搭載。
高感度モード時の感度 (dB) は、通常時よりも1段分明るくなります。(ISO/Gain:「Gain」設定時に使用可能)
動画回折補正
DIGIC DV 7の高速画像処理により、 CINEMA EOSに搭載されている回折補正のアルゴリズムを
業務用ビデオカメラでも使えるようになりました。
パンフォーカス撮影時などに気になる小絞り回折によるボケを補正することが可能になりました。
記録フォーマット
Intra FrameとLong GOPが選択可能なXF-AVCフォーマットと、Long GOPのMP4フォーマットを搭載。
4:2:2 10bitだけでなく、4:2:0 10bitなども選択可能で、用途に応じて記録効率に配慮したフォーマットを選択できます。
■デュアルSDカードスロットによる多彩な記録システム
異種同時記録対応
ファイルフォーマットや解像度、カラーサンプリングなど、異なるストリームの組み合わせで同時記録。
バックアップや配布目的に合わせて使い分けることができ、変換作業の手間を軽減します。
メーカー推奨SDカードリストはこちら
■ワークフローの効率化
iPhoneアプリ「Content Transfer Mobile」
カメラ本体で記録したプロキシ+News Metadataを無線/有線接続したiOS端末に取り込み、
放送局などのサーバーへFTP転送することができます。
放送までのワークフローの高速化・効率化をサポート。
Browser Remote
Webブラウザからリモート操作が可能なBrowser Remoteを刷新。
スマートフォンを手にした状態でも操作しやすいボタン配置や、タブレットに最適化したレイアウトなど
新しいレイアウトを採用しワンマン撮影に最適化しました。
有線コントロール機能
同時接続/受付が可能なREMOTE A/B端子を備え、シリアル通信制御コントローラーを
1対1で接続したカメラコントロールが可能。
画質調整など主要な操作を離れた位置から設定できる多機能リモートコントローラー RC-V100に対応します。
また、NUプロトコルに対応したリモートカメラコントローラーRC-IP100からカメラ制御が可能です。
■インターフェース
マルチアクセサリーシュー
EOS R3と共通のマルチアクセサリーシューを採用。
音声入力は外部4ch入力に対応し、省人化と効率化を促進します。
ダイレクトタッチコントロール
好評のダイレクトタッチコントロールに加え、通常の階層メニューもタッチ操作対応しました。
また、再生モード時のタッチ操作にも対応し、操作性が大幅に向上。
EVF/LCD/HDMI/SDIのそれぞれ同時出力が可能
多様な同時出力機能により、多様な機器でのマルチビューイングや外部レコーディングが可能。
EVFとLCDはHDRビューイングに対応し仕上がりをイメージしながら撮影できます。
12Gに対応するSDI端子はHDMI端子と同時出力が可能で、記録解像度以下の出力解像度設定もできます。
UVC/PTP対応
USB (Type-C) モードにUVCを選択可能。
PC接続することで、Webカメラとして使用できます。
また、PTP接続にも対応しており、OS標準アプリを使用してカメラ内のファイルをPCへ取り込むことが可能です。
IPストリーミング
動画記録中 (H.264) のIPストリーミング (H.264) が可能。
IPデコーダーやIPストリーミング対応ソフトウエアなどに対応し、放送局など既存の映像制作・編集フローの中で
ニュース番組や動画サイトでのライブ配信などが可能になります。
アサインボタン
要望の多かった「AFロック」や「AWBホールド」、「手振れ補正モード」(スタンダード/ダイナミック切換) を含む
100項目以上を割り当て可能な11個のアサインボタン。
小型ながら使いやすく配置された独立ボタンにより直感的な操作が可能です。
【本体構成】
・XF605本体
・アイカップ
・バッテリーチャージャー CG-A20
・マイクホルダー/固定用ビス
・バッテリーパック BP-A30
・コンパクトパワーアダプター CA-CP200 L
・バリア付きレンズフード
【主な仕様】
撮像素子:1.0型 CMOSセンサー、有効画素数:約829万画素
焦点距離
光学15倍ズーム、焦点距離:8.3-124.5mm (35mmフィルム換算時:約25.5-382.5mm、
ダイナミックIS時は約28.3-424.6mm) F2.8-4.5、9枚羽根虹彩絞り
※アドバンストズーム30倍 (フルHD時、35mmフィルム換算時:約25.5-765mm)
記録メディア
SDカード (2スロット):動画 (XF-AVC/MP4/プロキシ)、カスタムピクチャー設定、
メタデータ、静止画 (JPEG)、メニュー等の記録が可能
外形寸法(幅×高さ×奥行):約168×173×333mm (6.6×6.8×13.1 in) [本体のみ]
質量:約2010g (本体のみ、グリップベルト含む)
【バッテリー使用時間の目安】
動画形式 |
解像度 |
フレームレート |
圧縮方式 |
ビットレート |
消費電力 |
連続撮影時間 |
BP-A30 |
BP-A60 |
XF-AVC |
3840×2160 |
29.97/23.98P |
Intra-frame |
410Mbps |
12.9W |
約3時間15分 |
約6時間45分 |
25.00P |
Intra-frame |
410Mbps |
12.1W |
約3時間30分 |
約7時間5分 |
59.94P |
Long GOP |
260Mbps |
14.2W |
約2時間55分 |
約6時間5分 |
50.00P |
Long GOP |
260Mbps |
13.6W |
約3時間5分 |
約6時間20分 |
※通常記録 (2スロット記録機能「切」)、液晶モニター (輝度ノーマル)、SDI出力 (1920×1080p) 時
詳細な仕様はこちらを御覧ください